- 作者: 竹下文子,鈴木まもる
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1996/10/01
- メディア: 単行本
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というのも、すごく細部まで書き込んであるから、じっくりゆっくり読んで欲しいんよ。しかも何回も繰り返して。できれば、家庭でお母さんお父さんと一緒に楽しんで欲しい。このあったかさを共有して欲しい。
ストーリーは、乗り物絵本の王道で、バスがいろんな人を乗せて、いろんな人を降ろしてという1日分のお話。でもその日常の風景がすごく細やかに書いてあって、鈴木まもるさんの絵もとっても優しく描いてあって、何かホントにじわわわ〜とこみ上げるものがあるんです。
特に、田舎モンの私にとっては、だんだん田舎の風景になるにつれ、懐かしい思いが。絵の力がホントに素晴らしい。最後のお客さんを降ろしたあとのバスの床の色、たまらんです。夜の山道をゆくバスも、夕闇具合がきゅんきゅん☆切ないなぁ。
バスの運転手さんって、こうやってみると大変な仕事です。外のことにも中のことにも気を遣って。あと、お客さん同志の助けあいムードも微笑ましいな。
最近はバスに乗ることがあまりなくなってきたけど、小1〜小4までバス通学してたから、降りる時「ありがとうございましたぁ」って言ってたことや、騒いで怒られたこととか、思い出した。
今も、感謝の気持ちを忘れずに乗ろう・・・。
いろんな種類の働く自動車たちも絵のはしばしに登場してるので、乗り物好きのコにはオススメの絵本です。
★3、4才から★
◆絵本ナビ「ピン・ポン・バス