「8月のクリスマス」

映画をここ1ヶ月の間に3本見ました。感想、今頃だけど、まとめ書き。


8月のクリスマス


これは、山崎まさよし主演の映画。まさよし演じる写真屋のお兄さんが、近所の小学校の臨採の女の先生と仲良くなる。でもホントは、まさよしはよくない病気にかかってて、そんなもうすぐ死にゆく自分は人を好きになっちゃいけない、みたいなことを思ってる。切ないラブストーリーな映画でした。
あぁ・・・。やっぱすぐに書かんと、感想って忘れるなぁ・・・^^;;んーっとんーっと。^^;
ここからネタバレありです。


泣こうと思って映画館に行っちゃいかんね。そんな不純な動機はいけません。泣ける=いい、ということではないんだから。んで、泣くか、ここで泣くかって待ってる間に、だんだんと、なんだよ、何してるんだよ!と、コブシを握り締めてる状態に。だって、まさよしがさぁ。煮え切らなくって。いや、それがテーマな映画なんですけどね^^;
最後の、バスに乗って出かけちゃうシーンんとこも、そのままかよ!帰るのかよ!もぉバカー!結局、最後の最後のシーンは、やっぱり、あの先生は、知らないんでしょうか。あーー、そこんとこも煮え切らなかった!死んだ後も煮え切らねぇ!
まぁ、そうやってもやもやしちゃうのは、映画を見ている第三者だけでありまして、当人たちは、それなりに、永遠にステキなままの大切な時間を過ごしたのでしょう。先生は、そのまま何も知らない方が幸せってこともあるのでしょうし、それが遺志だったんでしょうし。
だけど、まさよし、あのなぁ、あのガラスやったの、先生やで〜。すげーことやりよるよな〜?ひかへん?いくら腹が立ったからって、あーれーはーなーいー。善良なる一市民の第三者から見て、あれはひいた。そんなお方には、全て教えて、帰って来ないものの大きさへの悔恨の念を刻み込んでしまわせたい。だから、何も傷つけないラストには、ちょいと不満です。
逆に言うと、そのガラスシーンがなければ、普通に、切ないラブストーリーとして、受け止めてたのかもしれません。それとも私のココロの規範レベルは、人と違うのでしょうか。


それにしても、やっぱりまさよしの演技はうまい!あの、先生姿を見た時の表情、めっちゃよかった。煮え切らない演技、最高でした。自室で苦悩するまさよしには、さすがに涙涙…でした。
あんた、何でもガマンしすぎだよ。そう思うとやっぱり、あそこ(こっそり再会)は、思いっきり、自分の気持ちを肯定して、抱き締めるなり、して欲しかった。
んーー、そうか。監督のメッセージとしては、こんなバカなヤツになるなよ、ということなのかな?そうとると、すごくわかる。うんうん。そういうことか。
おっしゃー!私は悔いなく生きるぞ!