「疾走」

お次は、豊川さんが出演している映画「疾走」を見に、池袋サンシャインへ。

今、シネスイッチ銀座と、池袋サンシャインしかやってないんだよね。1/14から全国単館系で公開になります。


11時半からの上映なのに、新宿で既に11:15。まさしく池袋駅前を疾走^^;
本日レディースデイで1000円なんで、疾走の努力も空しく、混み混みの窓口前でかなーり待たされる。あーでも、予告が10分以上やっててよかった^^;


ネタバレをしないように感想書きます。
主演は、NEWSの手越くん。って、ごめんなさい、NEWSって山ピーしか知らないんで、初めてまぢまぢ見ました。このコが手越くんか〜。当時17歳で中1の役なんだけど、かわいくって似合う♪
手越くんのパートナーは、韓英恵ちゃん。キリッとしてて、かっこよくてかわいかった〜。将来楽しみです。
思ったより、豊川さんの出番が多かったんよ〜。これにはビックリ!BEAT KIDSレベルくらいと予想してたんで、うれしい誤算^^
豊川さんは、町に引っ越してきた謎の神父さん役。もぉもぉ、最初の登場の時から、かーーーっこいっ!かーーーっこいっ!と声を押し殺しながら叫びました(笑)めっちゃ謎神父なの!やさしいような、怖いような、暗い過去があるような。最初の登場シーンの立ち居振舞い、目線の繊細さ、きゃーー☆何せ、謎部分のある神父なんでね。ここは相当気をつかったんだろうな。ここだけでもう、おなかいっぱいになっちゃいました^^
あと、加瀬亮くんも出てたのよ〜〜!ネタバレになるから役柄はヒミツだけど、これも出るって知らなかったから余計にうれしかった♪
役者陣が、めさめさステキでした。全員こまかーーく繊細に演技してました。主人公シュウジくんのお兄ちゃんがまた、いいんだ〜。ネタバレこれぐらいはいいかな、お兄ちゃんは頭よくって家族の自慢なんだけど、すんげえヘンなやつなんよ。イッちゃってるっちーか。ドンドンヘンなヤツになっていくんだけど、もぉムカツクムカツク!ひどいこと言うし。いるだけで不快感なんだもん!そう思わせるってすごい!うまかったわ〜・・・。誰だろうと思ったら、このコが柄本祐くんかーー!ボウズ頭だから、あんまりわかんなかった。お父さん顔負けのクセモノ役者でしたよ。すごかったぁ〜…。


ストーリー的には、このヘンなお兄ちゃんがきっかけで、何か、いろんなものが、壊れてっちゃうの。
シュウジくんの運命が、コロコロ〜と、転がっていくんよ。その様がね。怖いです。私たちの身の回りにも、ないとは限らないから。毎日生きてると、誰かと何かの縁がつながってく。いいことも悪いことも。自分が何かをしたことで、誰かの運命が変わってゆく。いいことも悪いことも。
悪い連鎖っていうのは、どこかで断ち切ることができないもんなのかな…。


あと、田んぼがいーっぱい広がる田舎が舞台なんだけど、SABU監督と美術さんがうまいんだろうな。じめっとしてるの、建物が。景色はひらけててのどかなはずなんだけど、建物が陰鬱なオーラを発してるせいで、すごく息苦しかった。
主人公はタイトルの通り、走るのが好きなんで、走るシーンがいっぱいあった。でもどんなに走っても、この世界から出られない気がして、手に汗かいてきちゃった。ダダッ広い田舎って、そんな息苦しさを持ってるんよ。どこまで行っても世界の終わりが見えないカンジ。ここにいるしかないってあきらめ。そんな冷めたカンジが、手越くん、うまかったと思う。


パンフレットにある、主演二人の言葉と同じように、私も、自分の周りの人たちのことを考えました。いつもありがとうございます。大事にしなくては。
そして、大事な人たちが、いつも笑っていられるように、手助けしたいと思いました。
そんな映画でした。