銭ゲバ試写会会見レポ後編

昨日の日記の続き、あいさつタイムの続きです。

あっ、ホリプロのケンイチ公式HPに、銭ゲバの会見のケンイチ部分だけ動画アップされましたねっ♪
ケンイチのコメントは、そちらの方をご覧下さいませ〜。
http://www.horipro.co.jp/hm/matuyama/message/Message.php

あのーあのーー。
ついでに書くと、↑のホリプロ動画ページの左の方の動画がーーー。どうしてくれようかーーちゅーぐらいー、ステキな動画でしたーーーっ☆
フムフムさぁぁぁぁん!!今年もケンイチをよろしくーーーー!

次は、三國緑役のミムラさん。かわいい…^^お嬢様オーラがっ!
「私の役柄は、多分、社会復帰できないほどではないと、思うんですけど^^この作品を撮り終わったときに、何か自分の中に、大きな変化があるんじゃないかと予感しています。」

三國茜役の木南晴夏さんと、伊豆屋の野々村由香役石橋杏奈さん、よろしくお願いします、楽しんで下さい的なご挨拶でした。
(省略してごめんなさい^^;)

新人刑事役の鈴木裕樹さん。
「男の子なら誰でもあこがれる刑事役をやらせていただいてうれしいです。先輩刑事役の宮川大輔さんと、松山さんを追い詰めて盛り上げていこうと思います。」

伊豆屋の主人の妹役 たくませいこさん。
「明るく楽しい定食屋という設定で、ホントに楽しい撮影になりました。これから銭ゲバの中で、どんな風に伊豆屋がかかわっていくのか、私もドキドキしております。

伊豆屋の野々村祥子役 りょうさん。黒の革の上下が、かっこよすぎるっっっ!
「祥子はすごく明るくて、あまりにもハイテンションで。この作品が終わってから、元のクールなイメージに戻れるかどうか、心配です(笑)」

【悪魔のような父親役】と紹介された、風太郎のお父さん蒲郡健蔵役の椎名桔平さん。
あのーー今からもう、すっごく怖い人オーラが立ち上ってんですけどーーー!^^;低めな声でのご挨拶…。
「悪魔のようなぁ父親役のぉ…椎名です…。(怖!)この親あってこの子ありみたいな、説得力の持てる役割にしたいと思っています。この作品で一番楽しみにしていた岡田脚本が、本当に素晴らしくおもしろいので、楽しんで演じていきたいと思います。あとは、みんなで松山くんを盛り上げて、頑張っていきたいと思います。」

あいさつ終わって、今度は、作品についての感想を
ケンイチから順に。

話が長かったし、あっちこっち飛んだりするんで、大体な要約した内容で^^;すみません。

ケンイチ
「この作品を初めて読んだのは、決まってからなんですが、最初読んで思ったのは、すごい暗いマンガだなぁと思いました。あまり言葉にできなかったんですが、昨日パソコンで調べてたら、「格差社会」と「貧困」という言葉が、このマンガが持つ印象だなぁと思いました。あんまりそういうこと、考えたことなかったんですよね。でもニュースでもやっていますし、考えてみたんですが、岡田さんの脚本の中の言葉で、「格差はどんな時代にでもあった」というのがあって、僕も確かにそうだなと思ったし。
このドラマは、そういうものを扱うドラマですが、ただ、この作品で、格差とか貧困が解決するとは、僕は思っていません。ただ、風太郎の生き様とか、作品を見ていただくと、それがどういうものなのかというのがよくわかりますし、風太郎は「悪」というか、自分の目的に向かってどんどん突き進んでいきますが、風太郎と一緒に僕も、その中で学べるものがたくさんあると思いながらやっていて、今はすごく充実して楽しくやらせてもらってます。
風太郎は、愛に飢えてるという説明がありましたが、その通りなんですが、一見そういうのはわかりづらいです。どんどん悪くなっていくというか、言葉が怖いというか、風太郎の生きてきた中での哲学みたいな言葉は、たくさんあって、ズシンとくるそういう言葉に感銘を受けることもあるんですけど、エスカレートしていく部分もあって、一見わかりづらいんですけど、「真実とは何か」というものを追い求めながら、突き進んでいってます。
僕が、一番風太郎に感動するというか、これはすごく大事だと思ってることが一つあって、風太郎は、人の道に背いた行為とかやってますが、ただ、努力はしてるんですよね
貧しい家庭に育って、格差というものを感じさせられてる立場にあるけど、そこから抜け出そうとする努力は間違いなくしてて。
今、「努力ということをしても意味がない」とか、そういうのが、もしかしたらあるのかもしれないですけど、少なくとも、僕もそうなんですが、僕は、すべてのことに対して、楽しもうとする努力はしてるつもりです。
だから、そういう努力の大切さは、風太郎から感じられています。」

ミムラさん
「子どもの頃からお金持ちで、彼女はすべてが充実してるのかと思うんですが、どこかちょっと空虚なとこがあって、すごく狭い世界で生きてしまった人間で、風太郎が現れたときに、そこからいろんなことに気づいていくことがあると思うんですが。
彼女の中で、気づきというのがあるかどうかというのが、結構ポイントで。気づくというのは、ささいなことで、高いハードルだと私は思ってて、気づかないと、感じることも行動することもできないと思うんですが、それを多分彼女は持っている人間で。今まで裕福な暮らしで眠っていた心が、自分の中に巻き起こって、風太郎にかきまわされることによって、緑の人生は逆に深くなっていくなと思っています。
昔法律を勉強している友達と話していて、法律を作るにあたって性善説性悪説とあって、私は性悪説だと思っていて。悪というものは、人間が生きてきて倫理観や道徳が社会に生まれてから、いい、悪いが出てきたわけで、野性動物でいうと、風太郎が一番正しい、ということになるんではと思っていて。
人間の現代社会という枠で見ても変わるし、個というものの存在感で見ると、また広い意味で考えてみると広がっていって。撮影が進むにつれて、どんな風になっていくか、とても楽しみです。
岡田さんのホンが本当にすごくて、すごいというか、ひどいんですけど(笑)こんなことさせてしまうんだ!と。風太郎自身が、傷つかないために回りの人を淘汰していくんですが、それによって何より彼が傷ついていくんですが、胸をえぐられるようなシーンがたくさんあって、話が進むにつれて、どんどん自分がそれを待ち望む状態になってきて、ドSになってきました(笑)」

ふ…深い…。話難しい…。そして、ドS!!(笑)まさしく緑お嬢様だ…!!

木南さん
「私の役は生まれながらにして、いろんなコンプレックスを抱いていて、カラに閉じこもった役なんですが、松ケンさん演じる風太郎さんが現れることによって、カラを出てどんどん変わっていくんですけども。
金の亡者となって松ケンさんはすごく悪い役なんですが、私が見てる面は、すごくいい面しか見てないので、私と同じシーンは、キラキラした王子様みたいに見えて、すっかりだまされています(笑)視聴者の皆さんもきっと、すっかりほれ込んでしまうと思うんで、楽しみにしておいて下さい」

王子様―――――!!超期待っっっ!

石橋杏奈さん
「私は今、実際に高校に通っていて、野々村由香も高校生なので、素のままではいりやすくやっています。今後どんな風に、伊豆屋と風太郎さんがかかわっていくのか、ドキドキしながら演じさせてもらってます。」

鈴木裕樹さん
「宮川さんとのコンビネーションを大事にしていきたいと思っていますが、少しズレた二人というか、先輩が核心に触れるようなことを言ってる横でのん気なことを言ってたりとか、おもしろいコンビネーションが、この作品のスパイスになればいいなと思っています。」

たくまさん
「愛とかお金とかどっちが大事だ?と聞かれてもなかなかはっきりと答えるのは難しいですし、きれいごとになるのはイヤですし、ドラマを見ながら教えてもらって、新しい感じ方を教えて欲しいなと、ドキドキしながら脚本を読んでいます。」

りょうさん
「質問…なんでしたっけ…?(笑)(まわってくるまで結構時間がかかってるのでした^^;)
私の演じている祥子は、ホントに明るくて、初日の撮影で、思ったよりもハイテンションで演じてしまいまして、普段はどっちかというとローテンションで暗い方なんで、これからどうやってバランスを取って演じようか、今から軽いストレスになってるんですけど(笑)
作品を通して、人間の弱さだったり、強さというものを、自分自身も考えながら参加していけたらと思ってます。」

桔平さん
「悪魔のようなぁ父親役のぉ…(笑)私なんですけど…。
普通だったら、連続ドラマでこういう役を引き受ける自信がありません。ではなぜ引き受けたかというと、やはり、岡田脚本だからというのがありまして、ほとんどそれだけだったんですけど。
岡田さんとは、四回目になるんですが、自分の中で、岡田作品によって、何か変わったものがあるんじゃないかと思っています。
普通だったら、自分なりに、色気というものを作ったり考えたりもするんですが、全くそんな可能性がないようです。^^ですが、作品の中で、必要な役になると思いますので、がんばっていきたいと思います。」


次は、質疑応答ターーイム
TVガイドの記者さんが挙手。
「皆さんにとって、ズバリお金とはどういう存在ですか?」

  • ケンイチから

「えー……お金は…すごく大事なものです。
好きなものは僕、牛丼なんですけども(笑)お金がないと食べられないですし、家で牛丼作るのも、やっぱり牛丼屋に行く以上にお金がかかりますし(笑)、だからそういう意味でもそうなんですけど、お金はすごく大事です。
ただあのー…。今の時点で、1話撮り終わったんですけども、その時点で風太郎は、世の中金がすべて、金のためなら何でもする、って言ってるんですけど、まずは僕…、風太郎の味方になろうかなと思ってます
そこから一緒にやっていって、自分なりに、どう風太郎から離れていくのかというのが、自分の中ですごく楽しみです。」

牛丼屋さんのCM、来るといいね!(笑)こんなに牛丼好きな人、他にいないと思うんだけどな〜^^
ワイドショーは牛丼プッシュだったんだけど、そのあといいこと言ってます。風太郎の味方になるって、きゅんってきた。


ちょっとスピード飛ばします^^;

「ある意味万能ツールではあるけど、使う人の能力を問われるものだと思っていて、人となりが出てしまうものだと思います。」

  • 木南さん

「それを求めることによって、向上心が生まれて努力につながるものだと思います。」

  • 石橋さん

「お母さんからちっちゃい頃に、お金は湧いて出てくるものではないから大切にしなさいと言われたので、私もそう思うので大切だと思います」

  • 鈴木さん

「何年か前までバイトばっかりしてたんですが、無駄遣いすることも多々あるんですが、この作品を通してもう1回改めてお金の価値とか感じられたらいいと思います。」

  • たくまさん

「なくなった時とありすぎるた時に、事件が起こったりするんですが、そういうことがなかなかないので、このドラマで、人間がどうなるのか、伊豆屋のみんなもどうなるのか…。改めて勉強したいと思います。」

  • りょうさん

「この作品のテーマは、お金と愛、なんですが、私は欲張りなので、どちらも欲しいと思っているんですが。さっきスタッフと話してたんですが、皆さんいろんな考えを持ってて、私は、お金がなくても愛が欲しいですけどね^^あふれるほどのお金はいらないですけど、愛はあふれるほど欲しいです^^」
うまいっっっ!

  • 桔平さん

「むずかしいですねぇー。あればあるほどいいなって思うときもあれば、お金なんて大したことないよと言ってる自分もいますね。わかりません。この作品の中で、何かが芽生えることを願ったりもしますが。ま、必要なものです。」



そして次の質問は、ザ・テレビジョンの記者さんから。
風太郎は、お金のためなら何でもしますが、皆さんは、好きなもののためにこんなことをしてしまったという実体験はありますか?」

ケンイチ
「んーーーー…そうですねぇあのー…。
やっぱり僕はー、みんなと遊んでて、あのー楽しくなるんなら、何でもしちゃいますねぇ〜^^あのー…スッポンポンにもなりましたしー…(会場どよめく・笑)
まぁ、みんなが笑えるんだったら、何か…何でもしたいな、って思いますねぇ、ハイ。」

「スッポンポン」の言葉のインパクトたるや!翌日のスポーツ新聞記事の見出しがことごとくスッポンポン(笑)このときは予想だにしなかったのだった…(笑)
いや、ドラマの中でスッポンポンじゃないから。ん?でも、ないとは限らないっか〜(笑)

「図鑑が大好きで、昆虫図鑑の二万五千円する位のを買ってしまった時は、家に帰ってからトチ狂ったなと思いました。」

  • 木南さん

「食べるのが好きでガマンしないので、今正月太りを解消するのに必死です。」

  • 石橋さん

「洋服が好きなので、衝動買いをしてしまいます。」

  • 鈴木さん

「昔、好きな子のために、バイトしてプレゼントを買ってあげたりしたことがあります。」

  • たくまさん

「おばあちゃんっコだったので、おばあちゃんが亡くなる前には、一緒にいたり支えたり、していました。」

  • りょうさん

「去年クリスマス頃に、お店で子供が怪獣の動くおもちゃにハマッて30分位ずっと見てるので、かわいそうだなって購入したんですが、五万円位して(笑)そしたら三日位で飽きちゃって^^;いくらかわいい子どもでも、考えなきゃなぁと思いました」

  • 桔平さん

「どういう質問でしたっけ?(笑)(で、山本アナも「今まで大金を使ったことは?」って、質問間違えて教えちゃって(笑)ケンイチたち笑って顔を見合わせる。その後修正)
ここ1、2年、ゴルフにハマっていまして、でも、ふと振り返って考えると、山に行って歩いてボール打ったりするだけで、何でこんなにお金を取られるんだろうと思ったりもしてますが(笑)」



そして最後に、
「今日お越しいただいた抽選に当たった皆さんに、第1話の見所を、代表して松山さんに伺いたいと思います!」と、アナウンサーさんが思いっきり振ると、
だって、僕まだ見てないんですよ〜!?(笑)」
「まぁ、1話を撮影されたということで、見所を…^^」と頑張るアナウンサーさん^^

「あのーーーー…え…(一生懸命考えている様子に会場笑い)昭和45年に銭ゲバが連載されたんですよね?(と、誰かにきく。)最初に映ってる一円玉は、昭和45年です。(会場の反応がちょっと微妙。そこかい、みたいな。)
あっ^^;あとですね!(取り戻そうとしてる(笑))あのー…なんつーんだろな…。
これは、僕も言ってたし、皆さんもそう思ってるかもしれないですけど、岡田さんとも河野さんとも監督さんとも話したんですけど、説明するお芝居とか、ドラマっぽいカンジというのは、すごくイヤだなと思いました
だから、やっぱり、衝撃を与えたいという思いもあって、そういうのはできるだけ限りなく少なくしたいと思って、そういう風にやらせてもらいました。
セットとかも、同じことを考えてたんだなって、感動したんですけど、例えば三國家のセットとか、リアルにものすごい高い家具を使ったり、置物を使ったりしていて、至るところに、「ホントに高価なんで触らないで下さい」って書かれてて。何か1個200万の…(隣のミムラさんが何か教えている)
あ、そーなんですか?
今初めて聞いたんですけど、テストの時と本番の時と、置物が違うみたいです。ホントに高いものらしいんで、そういうとこも、リアルにやられてるんで、ぜひ楽しみに見て下さい。」

あーーこれでもう会見終わりか〜。あっという間でした〜。


で、次は記者さんたちの撮影会
おっと!ステージ上で撮影ではないんだ〜?
私たちお客さんをバックに撮影するんだって。その時に、一円玉を掲げるワケですね。ああっ、んじゃその通路の真ん中にいらっしゃるのねーー!真ん中の方がケンイチに近かったのかーー。しまったな☆

んで、はじめは全員立って、ということだったけど、カメラマンさんから、「お客さんがいるってのはわかるけど、目障り…^^;」
まぁ…まぁそーだよね(笑)主役を立てないとね。
ということで、二列目まで座って、3列目の自分たちから後ろは立つことに。
一円玉の1と書かれた方を見せて、せーの、「銭ゲバー」と言いながら、前に出す練習。
そして、キャストさんたち再入場して、並ぶ〜。あ、自分立ってるから、斜め後ろ姿なんだけど、ケンイチの足の方まで見える〜♪かーーっこいいーーステージが低かったんで、腰から下がよく見えてなかったん。
で、にっこり笑って「銭ゲバー☆」
カメラさんの目線こっちくださーーい!に、自分もちょっとスター気分よ♪はじっこで映らないだろうけど〜。
あー、二列目真ん中だったら、どのカメラにもバッチリ映ってたな。ヤバかった(笑)
んーでも、いい思い出になりましたっ。
ケンイチは相変わらず、松山さーーん!目線目線ーー!と、激しく言われてて、笑われてた(笑)


キャストが行ってしまったあと、河野Pが、お客さんたちのとこまで来てくれて、「今日はありがとうございました。アンケート配ったんで、いっぱい書いて下さい。いっぱい書いて下さい^^よろしくお願いします。」
と、書き書きしてる仕草をしながらお願いを言い残して、忙しく去っていきました〜。河野Pーー♪ありがとうございましたーーー!

アンケートというのは、A4の紙に、三分の二の面積ほどの四角い枠線がひいてある、完全自由記入のものでした。もっちろん書きますよっ☆


そういえば、ケンイチも第1話は見てないっちゅーし、キャストの皆さんはこれから一緒に見ないのかなぁ。
報道陣の皆さんは、ダーーッと帰られて、見ないのかしら?あー記事書かなきゃだもんねーと思ったけど、しばらくしたら半分位の方が戻ってこられて、試写見てました。
でも記事早かったねーー。6時過ぎにはウェブあがってたもんね!


10分のトイレ休憩後、いよいよ、第1話試写の始まりです。


試写の感想はまた、これから書きます。つづく…。