銭ゲバ1話試写の感想

銭ゲバ第1話 感想を書きます。

試写会でも、アンケートを書いたんだけど、全然まとまらなくて。

ただ…本当にすごかった…!作品の力に圧倒されっぱなしの一時間だった!
これほどまでとは…!!
ぜっったいこれは、見ないと後悔するドラマです。伝説になると思う。ヤバいです。期待通り、いや、期待を上回ってしまうと思います。
ってハードルあげすぎちゃいかんかな?でもマジで、自分は期待上回ってて、軽く見ててごめんなさい!ってカンジだったんです。


風太郎がね、笑うんよ。ケンイチの笑顔ったら、わいらの大好物の一つなんです。
そのはずがね、ゾゾゾ…ってなるんよ。ブルブルッってなった。目をそむけたくなる。いけないものを見てしまったようで。
でも、違うシーンでの笑顔は、何かしらんけど悲しくなって、涙が出てしょうがなかった。
また別のシーンでの笑顔は、空虚な瞳の奥をじーーーーっと見つめたくなった。
この人の、これからの悲しい道のりを、しっかり見届けてあげなくてはと思った。


ケンイチ的な見所は、一円玉が昭和45年ってことらしいけど(笑)
じゃぁ、私の中での見所はどこだろう…と考えてみると…全部!!としかいいようがない(笑)
それだけ濃密で、贅沢なドラマになっていました。


まず、始まって15分間。
息つくヒマもなくグイグイと引きつけまくり!
音楽がよくってね〜。
演出が、最高にハマっていた。きれいに撮っていた。悲しく、美しかった…。
この15分だけで、このドラマ、大丈夫って思った。
そして、ケンイチがすごすぎて、どうしようかと思った。ファンになってよかったと思った。


お母さんと小5の風太郎少年のシーンは、全部よかった…。宝箱にしまっておきたいくらい。子供持ちのせいなのか、なんでもないような日常のシーンに、涙が出る。親子ってあったかくって、いいなぁ…って。素直に思える。
オトナの風太郎くんはあんな笑顔しかできなくなっちゃったけど、齋藤くんの演じる風太郎少年は、すっごくすっごく笑顔がかわいいんだぁ♪お母さんのことが、大好きでね〜。それがまたかえって、涙を誘うのでした。
齋藤くん、すっっっごくいいです!将来が楽しみです。

他のキャストの皆さんも、子役のコから、脇役の人まで、びっっっちりハマりまくりっっ!素晴らしかった。
すごいものを世の中に見せてやるんだって、皆さんの本気度が見えた!


でもなんだかんだで、風太郎くんは悪いことするコなんだもんね。
土9枠にのんびりドラマを見るのが好きな人から、「あんたひどい」って総ツッコミを受ける風太郎くん。
そんな人を主人公にしたドラマ。
かなりのリスクだと思う。それでもこの原作でドラマを作りたいと思ったその意味とは?


第一印象の、その黒さを乗り越えて、このひどい人の何かの部分がもし心にひっかかったら…
銭ゲバをたくさんの人に見てほしい、何かを感じてほしいって、魂込めて作ってる人たちのアツいメッセージが、かたまりとなって感じられると思います。


単純に、ケンイチ演じる風太郎くんは、すべてが気になる人。
見届けなくては、私が見届けてあげなければって思わせるキャラクターでした。
その説得力は、贔屓目かもだけど、松山ケンイチだからこそだと思った。23才にしてこうならば、この人の俳優人生は、今後どうなるのかと、そら恐ろしく思った。


いろいろ書いたけど、ネタバレも書けないということもあるし、こう、まわりをうろうろするだけの感想になってしまってごめんなさい。
第1話見たぐらいじゃ、本当の感想は書けないっす。最後まで見ないと書けない。書いちゃいけないとも思う。

ちなみに、懸念されている悲惨なシーンは、いろいろ知恵をめぐらせてあり、小学生からも見られる内容になっていると思います。
お子様向けに作ってあるとはいいがたいけど、子を持つ親には、見てほしい。親が一生懸命見てる横で、見てはいけないっぽいけど、おもしろそうと見てしまう子供…っていうカンジで、いろんな層の人に見てもらえればいいなぁ。


うわーー来週どうなるのーーーー?って思える、エンタテインメント性のある久々のドラマだったしっ☆
やっぱ、脚本の岡田さんは、さすがです…。原作をうまく料理して、説得力のあるストーリーになってた。
まさか、三十年以上前のマンガが、こんなに現代に即した内容に生まれ変わるとは…。


とにかく、たくさんの人に、見てほしい!とだけ、強く訴えておきます!
マジで、すごいんですってば!!
あの〜…鳥肌の連続だから、本番の17日には、なんかもこもこ着て、あったかくして見たほうがいいかもです^^


試写会の映像も、17日オンエアまでに、少し編集しなおすそうなんで、どうなるのか、土曜日を楽しみに待っていたいと思います。