パッチギ!

今日は映画の日。やっと見たかった映画、「パッチギ」を見に来れました。今シネカノン有楽町で上映を待っています。お客さんはいってますね〜100人以上。
それでは楽しみまーす^^


ただいまっす〜〜^^映画代は1000円だったけど、交通費は1260円もかかってしまいました(笑)でもしゃーない。千葉では1館だけでしかも、夕方からしかやってないんだもん。
お客さんも年齢層バラバラで150人位ははいってたかも。その次の回を待ってる方も大勢いて、結構好評なのでは?(千葉ではウケてないみたいだけど^^;)


井筒監督の映画は、ナイナイの出た岸和田しか見たことないんだけど、「パッチギ!」も愚連隊っぽい、ケンカ上等ゴルァな皆さんがいっぱい出てて、女の子にはちょっとキツかったかなっ♪(ウフッ)でも、すごくおもしろかった!いい映画でした!
確かにケンカシーンは多かったけど、後日ちゃんとピンピンしてたしね(笑)その点は井筒監督も目指していたところらしいけど。ケンカは死なすまでやるなという…


ハナシは、すごくシンプルで、1968年が舞台で、京都のお寺のボンちっくな男子高校生コースケクンが、朝鮮高校のかわゆい女子を好きになるんだけど、民族のいろいろとか、学校同士のいざこざとかが、二人の間に横たわってて、むむーーん!コレどーにかせんとーー!と、いうカンジの青春映画でして、コースケくんがボンなりにいろんなことを考えて、少しづつでも歩んでゆくさまが、応援したくなってこっちもアツくなるような。ラストも明るいカンジでホッと落ち着けて、いい映画でした。
こんな風にハナシは簡単なんだけど、その背景とかを深く考えると、やはり重い。在日のみなさんが日本にいる理由とか、在日vs日本人とか、朝鮮半島での分断のこととか、今も終わることのないどこかでの戦争とか。いろいろ考えさせられる。
そこでコースケくんのえらいとこは、考えるだけじゃなくて、どーにもならんかもしれんけど、とりあえず、動いてみちゃうとこ。拒否られることもあって、どうしようもない絶望を感じることがあっても、やっぱり自分のできることに挑戦しつづけるとこ。ホント見習わなきゃと思いました。
朝鮮高校のケンカばっかしの世界に生きてる男子に、ツレにならへんか?って言われて、簡単に「ええよ」って言えるコースケは、すごく尊敬。
自分も、36年も生きてるうちに、独断と偏見ばっかしの、世間体やプライドを気にしてやりもせんうちにあきらめちゃう、そんなイヤなオトナになっちまってたってことに、気付かされました。こんな風に、imagin的なココロに垣根のない人になりたいなぁ。


劇中のテーマ曲「イムジン河」が、映画の中を常に1本スッと流れ通ってて、映画のウラテーマみたいなものを読むときには、親切で読みやすかった。意外と井筒監督って、わかりやすいエンタテインメントを心がけてる方なのね。
出演者の皆さんも、すごく熱演してて、ハマりまくってて、よかったな〜。どこか違う作品で見かけたら、また絶対応援すると思う^^
都内だったらまだやってるんで、ぜひどーぞ♪