「殿様のフェロモン」って知ってる?

昨日、おとといと、27時間テレビの余韻で、昔のビデオを引っ張り出して見ておりました。
約10年前のフジのバラエティ番組「殿様のフェロモン」です。私が初めて「片岡飛鳥」という名前をちゃんと認識した番組かもしれないです。殿フェロの直前まで飛鳥さんがやっていた「とぶくすり」もバッチリハマらせてもらってたけれども、あくまでスタッフの一人という認識だったしね^^


93年10月から始まり94年3月に惜しまれながら終わった、1時間半の土曜深夜の生番組「殿様のフェロモン」通称「殿フェロ」は、あらゆる伝説を生み出しました。あぁ、1年ぐらいやってたような気がしてたけど、たった半年だったんだ…その割にすごすぎるインパクト。あまりにも生き急いだんだなぁ(笑)
メイン司会は中山秀征・今田耕司常盤貴子八木亜希子アナという不思議組み合わせ。他レギュラー出演者はとぶくすり組(ナイナイ・よゐこ・極楽・光浦・本田みずほ)とアンバランスと武田真治千葉麗子。そして後ろのひな壇にズラーリと並んだ半素人半プロのギラギラした女の子たち、フェロモンズ。
当時は、お色気部門でかなり世間で話題になりました。ハケ水車とかね^^この文字を見るだけでごはん3杯いけそうな方々がたくさんおられることと存じます(笑)
私は殿フェロの大っっファンで、当時は近所の本屋でパート勤務しとりましたが、職場にお笑い感性が一緒のねえさんがいたもんで、月曜日は学生バイトクンたちも交えて殿フェロ談義に花を咲かせたもんです。私が持っているビデオは、年末にあった大反省会SPと最終回の2回分。総集編的なものなので、これだけでも充分楽しめました。すげえ。やっぱ殿フェロサイコー!殿フェロが終わったとき、「楽しくなければテレビじゃない」のフジテレビは終わった・・・と、しんみり思ったものです・・・。
久しぶりに殿フェロのビデオ見て、このおもしろさを誰かに伝えたいと思って、今日の日記を書いております。片岡飛鳥、サイコー^^


さて、この番組で飛鳥さんは何をしていたかというと、三人のディレクターの中の一人で、ダマシ担当。佐久間茂ディレクターという方がお色気担当で一応二本柱でせりあってるというカタチでした。*1お色気も好きだったけど、私はこのダマシが大好きだったのよ〜。だってすごいことやるんだもん!
もう第一回目から飛鳥の悪の手先・ナイナイが中継レポやって、今田さんちのマンションに今田おかんと共に侵入。勝手に室内をあさるという暴挙。今田にいさん真っ青。その中継現場で「何かを燃やせ!」と恐ろしいカンペを書いて指示を出すのが飛鳥ディレクターのお仕事でした。すげえディレクターだよ(笑)ナイナイは悪魔の言う通りに、マンガを燃やそうとしたり、引越しの契約書を燃やそうとしたり。ちなみに、ナイナイ曰く「僕たち片岡飛鳥さんに胸ぐらつかまれて、『やるんだよ!!メジャーになりたかったらやるんだお前ら!!』と」とのこと。若いわぁ・・・みんな若すぎエピソードよ(笑)
他にも、フェロモンズの楽屋で勝手に持ち物検査とかもありましたね。
他傑作中継はアナウンス室の八木アナのデスク編。ナイナイが八木さんのシャネルの口紅を机の引出しから勝手に出して、自分の顔にめちゃくちゃにお化粧して口紅はボキィッ!あげくに八木さんの歯磨きセットで歯も磨いちゃいました(笑)そこにスタジオを飛び出し慌てて駆けつけた八木アナが本気で追いかけたのが片岡飛鳥の背中。必死で逃げる飛鳥(笑)「飛鳥、信じらんない〜!毎回この人が張本人なんですよ〜!」八木アナと飛鳥は同期なのでした。
そして八木アナは反撃に出ました。その次の週、今度は飛鳥ダマシ企画が炸裂!今日の中継はどこかな〜?とナイナイを呼ぶとなぜかスタジオ班のはずの八木アナも中継に同行。誰かの家の前です。シルバーのポルシェが鈍い光を放ちつつ、どで〜んとガレージに鎮座しております。副調整室のガラスの向こうのアノ人の苦笑いが映し出されまして、ナイナイと八木アナは嬉々として「片岡飛鳥の自宅前でーーす!」と叫ぶとスタジオ大拍手!「どーゆーことだよぉぉ!ちょっと待てーー!」と叫ぶ飛鳥!てゆか、副調整室の音声がオンなのね(笑)八木アナは「飛鳥、人の痛みも知ってね企画、というわけで♪目には目を…」といいつつ、赤い口紅を取り出して、あのポルシェ様のボンネットにデカデカと「あすか、ごめんネ」と書きなぐるのでした。そしてナイナイ岡村さんも同様に口紅を片手に持ち、土足でボンネットに乗って、一度ズルッとすべり、飛鳥の顔がハンパない形相に変わるのを知らないまま「ナイナイ参上」と同じく書き込み完了♪このときの飛鳥の表情はまさしく「やるんだよ!」の時のウラ飛鳥なんでしょうな。
ここまでもかなり大爆笑なんですが、ここからが本番。当然のごとく、おうちまであがりこんでしまいます。玄関では飛鳥さんのお母様がにこにこ笑ってお出迎え。そこで、「飛鳥さんのちっちゃい頃のエピソードなどはありますか?」と問うと、「子供の頃、おたふくかぜが飛鳥から私に移ってしまったことに責任を感じて、私が寝ている枕もとにおにぎりを作って置いてくれたんです〜」と泣けるエピソードを披露。飛鳥ガックリ肩を落とす。「まぁ〜〜」と一同感動しつつも、飛鳥部屋へ。お母様がにこにこしてご案内♪一同2階へ向かい、部屋に侵入!と思いきや、カギがかかっているようで。ナイナイ岡村さん、ニヤリと笑い、取り出しましたるこのバズーカ!バズーカ!?家の中で?しかも、めっちゃ至近距離!ドアから20センチ離れてるかどうかというところで、ファイアーーー!ドカーーン!バターーーン!白いドアに黒い焼けこげ(爆)ドアがあきましたーーーー!というか、ハズれましたーーー!!(爆)飛鳥呆然!スタジオ大爆笑!
魅惑の飛鳥部屋は、壁際にCDがぎっしり並んでいまして、男の子っぽいお部屋です。その中に安達祐実ちゃんのサインがなぜか飾られていたり。家なき子の頃くらいか?倫理的に大丈夫か?(笑)矢部さんがある戸棚の扉をあけようとすると、「ダメ!そこはダメ!」と飛鳥さんのストップが。それは、アケロというイミですね( ̄ー ̄)。矢部っちがオープーン♪「ようこそ〜♪コンドームの国へ〜」あぁかわいそうな飛鳥。三箱も用意万端(笑)


その次の週は、吉田正樹プロデューサーの18万相当の皮ジャンを、ダブルバズーカで燃やしてしまうし、年越してからは中山秀ちゃんのカマロをぼっこぼこに破壊してたしなぁ。いや〜、すごかった。
こんな風に、どんどんエスカレートしていってね^^;おもしれぇ!と思う反面、どこまでやるんや?というチクッとしたものも感じたりして。こんなん、ジャンプの法則みたいに、より強力より強力、とやるうちに、とんでもなくなるのよね^^;とりあえず1番興奮したのは、飛鳥邸爆破の回でございました。


まぁこんな風に、スタッフさんもタレントと同等でバリバリ登場していたのですが、最終回スペシャルではまぁなんと!飛鳥さんと佐久間Dが「振り返れば奴がいる」のオープニングのパロをやってて!すんげえかっこいいの!(笑)その時テロップで出た情報、2月の視聴率6.8%!夜中一時半とかにやってる番組なのに!そしてパロ映像の最後には、なぜかまわし姿になって、相撲を取るという、シュールなオチ。結構本気で。飛鳥さんが勝ったのかなぁ。ところで、この佐久間茂ディレクターは、今いずこ?^^;


そんなこんなで、それから時を経て、めちゃモテ、めちゃイケ27時間テレビと進んできたのですが、今は飛鳥さんもだいぶんオトナになられて。憎しみからはそれを上回る憎しみしか、生まれないということに気付いたのかな?ダマシの意外性あるおもしろさはそのままに、テクニックをすごく磨いてきて、ダマシから仕込みへとスライド変化。騙すためにいかに仕込みまくるか。さらに騙されるというお約束を理解できる人物を選んで。濱口クンはその点、逸材なんですね。ココロから素直に笑えるもんね〜。
今回の27時間テレビ、お笑い祭りのところも好きだけど、結構中居クンとSMAPのやりとりの部分も大好きなんですよ。日本一周の流れをくんで、中居くんがハメられる、という構図。もしかしたら、全部打ち合わせ済みなのかもしれないけど、温泉からお台場自転車爆走って、すっごい興奮したもん〜!家族中で応援したのよ〜素晴らしき視聴者でしょ^^
私のHPのプロフィール欄、好きなお笑いさんのとこには、くりぃむと並んで「片岡飛鳥」って書いております。2000年開設当初から。今後ともまだまだ飛鳥にいさんについてゆきたいワタクシであります。

*1:もう一人の北村Dは病気で入院されまして。